別に、Mastodonネタを書くだけのブログじゃないんです。一応・・・。
今日は、待ちに待った トラベリング・オーガスト2017 でした。
2013年に初のオーケストラコンサートとして、トラベリング・オーガストが文京シビックホールで行われ、 2015年に二回目であるトラベリング・オーガスト2015が東京オペラシティで行われました。 2016年には初のライブイベントとして、AUGUST Live!を今は営業終了したディファ有明で行いました。
今回は、2015年と同様の東京オペラシティで、3度目となるオーケストラコンサートとなりました。 フルオーケストラに加え、和楽器を含めた編成で特に”千の波濤、桃花染の皇姫”にフォーカスしています。
注:雑記であって、イベントレポなどではありませんので、悪しからず。
今回の構成
今回のオーケストラは、物語形式を銘打っていて、 “序曲 春陽の刻”,”蒼之幻”,”金之幻”,”虹之幻”,”桃之幻” と章立てられていました。
- “序曲 春陽の刻”と”桃之幻”が、千桃
- “蒼之幻”が、夜明けな
- “金之幻”が、穢翼
- “虹之幻”が、学園もの全般
というような構成になっていました。
大まかな感想
千の波濤、桃花染の皇姫 PS4, PSVitaプラットフォームにて発売
まず、入場して受け取ったビラで早速のニュース
からの、ナビゲーターは仙台エリさんということで、「そう来たか・・・。」という思いでした。 もはや、仙台エリさんはオーガストのイベントでは、常連のように思いますね。
穢翼のユースティアとオーケストラの相性はやはり抜群
序曲 Asphodelus から始まる”金之幻”は、オーケストラの繊細な表現と、スクリーンの映像によりノーバスアイテルの不条理に心を打たれます。2015年のオーケストラと同様に、涙なしには終えれない素晴らしい演奏でした。
“刃濤の中”含め、千桃楽曲の美しさを再認識できた
“桃之幻”の冒頭を飾る”刃濤の中”、ゲームのオープニングでもユーザーを魅了したと思われる楽曲ですが、篠笛の響き渡る音は、心の中を通り抜けていくようでとても心地の良い演奏でした。 “日ノ環”(昼),”月夜に舞う恋の花”(夜)も、存分にオーケストラのポテンシャルを発揮したように思います。
思ったこと
好きなゲームの音楽を素晴らしい環境で聞くことができるということ
「オーガストのファンでいて、本当によかったな。」と思うのは、素晴らしい音楽を作り、ゲームを仕上げているだけではなく、自信をもってその楽曲たちを素晴らしい環境で聞かせてくれるということです。 歌手を一人も呼ぶことなく、楽曲のほとんどがBGMであるコンサートは、美少女ゲームでは少ないのではないでしょうか。
多少のオーディオマニアであったことから、サウンドトラックをそれなりのオーディオ機器で聞くことが多いのですが、特に、美少女ゲームにおいてはその音質がよくないことも多いです。 一方、オーガストは、”夜明け”以降、サウンドトラックの音質はもとより、アレンジ楽曲も大変よくできていて音楽に力を入れていることを見て取ることができます。
しかし、今回のオーケストラコンサートでは、サウンドトラックを超えた素晴らしい視聴体験がそこにあることを再確認しました。
“素晴らしい環境で、好きなゲームの楽曲を聴くことができる。”
これは、オーガストが提供してくれた最高のファンサービスであるとともに、オーガストが音楽に自信をもってゲームの一部として提供していることを強く感じざるを得ません。今後とも、音楽に力を入れ続けてくれるブランドであることを願い続けています。
どんどん長くなる Travelling AUGUST (いい話)
2011年に10周年記念で誕生した、Travelling AUGUST の楽曲は、コンサートの度に更新され新作の楽曲を取り込んでいます。今回は、昨年のLiveよりも、千桃の楽曲が本格的に取り込まれ、合計16曲を連ねるものとなりました。 これから先、オーガストの紡ぎだす新たな作品がどんどん加えられて、さらなる超大作の楽曲になることをひそかに期待しています。
ところで(その他の話題)
スクリーン映像に若干の疑問が・・・。
今回は、昼の部はもろもろの事情でスクリーンを見れていないので、夜の部のみに言及します。
大図書館と千桃のCGが、やけに販促・イベント書下ろしが多かった。
特にこれが気になったのは、”組曲「金平糖」”の”夢飼い日和”です。この楽曲の中では、本作のイベントCGは1枚も使用されていなかったと記憶しています。FDもあるのにです。書下ろしは、本編との連想をあまり想起しずらいことから、少しもったいないかなと感じたところです。
胡弓の出番が・・・。
今回、物販では12万円のオリジナル胡弓が販売されるなど、大いにプッシュされていた胡弓ですが、洋楽器の強い音の中でなかなか主張するのが厳しかったように思います。音量の問題もさることながら、Soloが用意されるなどの配慮があったら良かったのではないかと感じていたりします。
個人的には、2015年とほぼ同様のパイプオルガンSoloの”Kanon -カノン-“を演奏するのもよかったですが、もっと胡弓に出番が与えられていたら良かったなと感じています。
おわりに
これから、オーガストは既存の枠組みを超えた新しい挑戦をすると述べています。これは、きっと夏に明らかにされると思われます。私としても、既存のコンテンツを楽しみ続けることはもちろんのこと、これからのオーガストの活動を応援し、支えていきたいものです。